看護師以外の選択肢

看護師を辞めた人達はどうしたのでしょうか?
看護師以外の選択肢は数多くありますが、その後が気になりますよね?
そこでこのサイトでは看護師を辞めたその後を調査し、その結果を皆さんに見ていただきたくて立ち上げました。
看護師の意外なその後
看護師を辞めた多くの人達が別の仕事で働いています。ただしその多くがアルバイトやパート、派遣社員といった不安定な仕事に就くことを余儀なくされています。
とくに子育て中の元看護師は、勤務時間の関係上、正社員での採用が難しく大きな社会問題になっています。

仕事が見つからない元看護師の談話
東京都・20代・女性・整形外科3年・山川さん(仮名)山川さんは4年制の公立の福祉系大学看護学科を卒業後、ある企業の附属病院の整形外科に3年と3カ月勤務し、1年半前に退職しました。
現在は結婚し0歳の子どもの育児をしている20代の専業主婦です。
山川さんはなぜ看護師を辞めたのですか?
就職して2,3年目ごろから、勤務の忙しさや休みの数の少なさ、夜勤の多さ、委員会活動が多く業務以外の残業の多さ、看護科トップの考え方などに違和感を感じていたことと、適齢期でもあり、仕事を辞めて結婚・出産をしたいと考えていて、辞めたいという思いが少しずつ募っていました。結婚をするなら、貯金もたまっているし独身のうちにできるなにか大きなことがしたいと思うようになり、そんな時、約3ヵ月間船で世界一周できる旅のポスターを目にし、「これだ!」と思い、そこから自分でインターネットで調べたり、実際に行ったことのある友人と連絡をとったりして、数カ月悩み、辞めて世界一周することを決めました。旅行から帰ってきてから働きましたか?
いいえ。3か月ほど世界一周をして帰ってきてからは、結婚も決まっていたため結婚式の準備などで忙しく働けませんでした。
結婚式が終わってから、また看護師としてクリニックなど夜勤がない仕事に就こうと考えていました。
でも妊娠が発覚したため就職しないまま現在1年半が過ぎてしまいます。
妊娠中は、看護師ではない短期の事務のアルバイトを数カ月しました。
看護師を辞めたら経済的に大変では?
そうですね。看護師時代は独身で実家暮らしであったこともあり、家計に苦しむことは一切なく、自分の好きな物も自由に買えていました。
でも退職後の現在は結婚・出産し専業主婦であり、夫のローンなどに追われ、家計はとても苦しく、毎月毎月赤字ギリギリで生活していて精神的にも辛くなりました。
看護師を辞めた人たちのアンケートでも書かれていましたが、病院以外の仕事を始めると経済的に困窮していくのは間違いないようです。
女性が看護師以外で安定して働けるのは介護や事務職と言われていますが、給料が2割から5割下がってしまい生活していけません。
そのため現在子どもが0歳なので、1歳前後ごろから看護師として復職したいと考えています。
看護師を辞めて
看護師は、もちろんやりがいがあり素晴らしい仕事だとは思います。でも身体的にも精神的にもストレスの大きい仕事でもあると思います。辛いから急に明日から無断欠勤、というのは命を預かっている仕事をしている以上、もちろんしてはいけないことなので、上司としっかり話をした上で辞めるのであれば、私は、看護師が辛いと思ったら無理せず辞めてもいいと思います。いろんな科や施設、訪問看護師などいろんな形態で働くことができるので看護師としての他の道もたくさんあるし、看護師自体が辞めたいのなら一旦その道から離れてみることもひとつの手だと思います。たくさん勉強をして国家試験に通って資格を持っているのだからいつでも復職できます。これが看護師の強みだと思います。